個展チラシとブラジルの観察

来年個展をやります。
展示の絵は人物画ばかりなのでチラシの絵は会場のブラジルコーヒーです。
元気元気でよいお年をー。
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春田幸江Gペン画展『様様様様(さまさまさまさま)』
2017年1月31日(火)-2月26日(日)@金山ブラジルコーヒー


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ブラジルコーヒーは喫茶店だけど時々夜になるとライブハウスになる。
毎日毎時出入りするたくさんの人人が活発に店の空気を入れ替える。
しかしいつも根底に不思議なゆったり感がある。

店内を見回す。
テーブル、作り付けのソファー、椅子、パーテーション、メニューと卓上調味料、カーキ色の灰皿、本日の定食黒板、妙に大きな時計、大漁旗ふう垂れ幕、観葉植物の鉢がある。まんが道とアキラをしっかり置いてある漫画棚、銭湯にありそうなマッサージチェアは今も使える。招き猫四~五個、そのうち一つが元気が出るテレビのたけし招き猫。ドラえもん、鯉のぼりの三枚おろしのようなもの、びっちりつまったCD棚、ブラジル国旗、アップライトピアノ、タム、スポットライト、御予約席の札、小さな銀色ミルクピッチャー、伏せられた手書きお会計表、毎月変わる壁の絵、賑やかなフライヤー置き場、レジ、Tシャツ、手ぬぐい、エトセトラエトセトラ。雑然としそうなのに自然に見えるのは、これらは実は置いたものではなく、生えているものだからである。

カウンターの奥からいつのまにか現れる店長の角田君は「よお」などと軽く声をかけて店内をゆるりとひとめぐりしていたかと思うといつのまにかカウンターの奥に消えている。あれは畑をたがやす行為ににている。店内の音楽、コーヒーの香り、隣席のサラリーマン氏が注文したカツサンド、そのパンの間からかなりはみでた揚げたてトンカツの大胆不敵さに感動しておなかがすいてくる、などの文化的栄養を、店内をゆるりとひとめぐりするリズムで撹拌しているのである。

ブラジルの店員さんはそのリズムを習得している。お客さんもブラジルではそのリズムに落ち着く。
このリズムは1971年からはじまっている。とにかく今日もブラジルの自然は保たれている。

コメント

おおっ!すごい!
都合つけて見にいきたい!!!

都合だと?

許さん、呑みに来い!

うそうそ。

ありがとー!!!









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