夏休みのくらし

かねてから「お茶をのみましょう」と約束していたミスティとようやく白鳥でお茶をのんだ。スペースインベーダーの機体があったので、お店のひとに電源をいれてもらって、注文の品がくるまでを目標にがんばる。クーラーで冷えた革張りソファと熱いオシボリとこおり水。降りてくるインベーダーを淡々と打ちました。

18時_convert_20160824163728
【注文したもの】
・クリームソーダ
・パイナップルパフェ

見事なものが出てきた。
外から群衆の声がわっしょいわっしょい聞こえてきて、なんだなんだ、ああおみこしか、まあ見るのはいいやとなったのは、
目の前にあるパイナップルパフェにチョコスプレーが少しだけふりかけてあったからです。少しでいいのです。

お店のまだむはおみこしの声に惹かれて、カウンターの奥から窓際までつかつかと歩いてきて、熱心に地上の様子をみるのだった。お店は通りに面した二階にあります。

立派なクリームソーダをつついているミスティがぽそりと、「アイスクリームは全部まぜるのがどうやら本式らしいです」と教えてくれた。しかしふたりとも溶けきらならないうちに食べるのがすきなのでした。

カートゥ―ンに出てくるクリームソーダというかミルクシェイクというか、とにかくチェリーが乗った甘いのみものは確かにクリームがぐちゃぐちゃとけてる。その溶けてグラスにしたたっている正体不明が日本で育ち、ファッションモンスターになったのかな。それはそれでよし。今は、溶けたらゆっくりと損なわれていく美観をしばし留めるためにラクトアイスがディッシャーでギュッと固められてソーダ水面に浮かぶ氷の上に職人技でのせてあるキリッとしたものをミスティが慎重に食べている。今はそれがかわいい。

お店のまだむは窓辺を離れるとつかつかブーンつかつかつかと、お店をちょっと置いといていよいよ野次馬しにゆかれたのでした。なにげなく時間がすぎてゆきながらぽつりぽつりといろいろな話をした。

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