展示の想い出

春田幸江ペン画展「様様様様」、昨日で終了いたしました。
遠くから足を運んでくださった皆さま、偶然ご覧になってコメントをくださった皆様、
いつものブラジルコーヒーにいつもの珈琲タイムを過ごしにいらしたみなさま。
とってもとっても、ありがとうございました。
明日3/3~は写真展が始まる模様。ブラジルの壁は毎月賑やかでございます。
藤原美紗写真展"under the influence"

じっくりとした観察から周辺視野での認知まで、鑑賞の種類を問わずとにかく、だれかの視覚あってこそ働けるのが絵!!!
リラックスしていつも楽しいブラジル店内で、皆さまと絵が出会えました(潜在的に出会っていました)こと、新鮮で、しあわせな経験となりました。声かけてくださった角田君、顔を出しにいくたび忙しい仕事の合間をぬって感想や会えなかったお客様のコメントなど教えてくれたスタッフ皆さま、搬入搬出手伝ってくれた弟、ありがとうございました。

決定的に間抜けなことに、記録で写真撮影しておくのを忘れていたので、
記憶が消えぬうちにどんな感じだったか雰囲気を絵で描きます。こんなかんじでした。
とある一角_convert_20170302184329
森さんの似顔絵原画超拡大パネルを貼った一角を離れた席からぼんやり眺めた様子。
いつも通りのランチタイムを過ごす、ブラジル常連サラリーマン氏がクール極まりないのであった。
このような形で、ゆったり流動し続ける社会の一角に絵が直接溶け込んでるのを見守るのは不思議な気持ちで面白かったのでした。

わくわく

このブログ、ライフハックも流行通信も、見たところ役にたつものなんにもないけど、
なんかみちゃうわ、別に嫌いじゃないわ、っていうあなたにそっと伝えたいうたかいがある。
春先です。
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出演:入江陽、細馬宏通

『うたうたいうたううたかい』
2017年3月19日(日)
開場:18:00 / 開演:18:30
■料金:予約 2,000円 (1drink付) / 当日 2,500円 (1drink付)

その場でうたをつくってうたってみます。
どうつくるのか、どんなうたなのか
みてのおたのしみ。

試聴室その2http://shicho.org/2017/03/2event170319/
うたうたいうたううたかい

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沈黙の向こうに斜め上のユーモアをそっと秘めた淑女、片山さん企画が静かに爆発してます。

三月中旬、まだすこし肌寒かろう。日本酒で飯蛸の煮つけとかつつきたい。お酒あまりのめないけど。

ペン画Ver.
うたうたいうたううたかい
うたうたいうたううたかい
鳥は目が横についてるのを前にしただけでなんかおもしろい。
眼鏡の耳かけ部分は羽毛の中で一体どうなっているのでしょうか。
ライブたのしみです。

dm/ヒタチ先輩

元々がチラシの裏の落書きからの独学なので成功失敗うまへた関係なくやってみることにしている。
自作のコピーチラシ(12月の記事参照)を作ったのはそれをしてみたいからで先行で配布した。
がんばるとなぜか奇怪になるけどかまわぬの心です。

ようやくhitachtronics先輩にデザインお手伝いいただいたdmが完成しました。美しい!

hitachtronics君は自身で漫画やイラストをガンガン描いている人なので絵に関する意思疎通が早く、印刷会社や入稿についてもアドバイスくださり、「プロがここにおる」と思った。同い年だけど仕事人としてずーっと先に進んでいる要注目な人。すごい勉強になった。

個展チラシとブラジルの観察

来年個展をやります。
展示の絵は人物画ばかりなのでチラシの絵は会場のブラジルコーヒーです。
元気元気でよいお年をー。
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春田幸江Gペン画展『様様様様(さまさまさまさま)』
2017年1月31日(火)-2月26日(日)@金山ブラジルコーヒー


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ブラジルコーヒーは喫茶店だけど時々夜になるとライブハウスになる。
毎日毎時出入りするたくさんの人人が活発に店の空気を入れ替える。
しかしいつも根底に不思議なゆったり感がある。

店内を見回す。
テーブル、作り付けのソファー、椅子、パーテーション、メニューと卓上調味料、カーキ色の灰皿、本日の定食黒板、妙に大きな時計、大漁旗ふう垂れ幕、観葉植物の鉢がある。まんが道とアキラをしっかり置いてある漫画棚、銭湯にありそうなマッサージチェアは今も使える。招き猫四~五個、そのうち一つが元気が出るテレビのたけし招き猫。ドラえもん、鯉のぼりの三枚おろしのようなもの、びっちりつまったCD棚、ブラジル国旗、アップライトピアノ、タム、スポットライト、御予約席の札、小さな銀色ミルクピッチャー、伏せられた手書きお会計表、毎月変わる壁の絵、賑やかなフライヤー置き場、レジ、Tシャツ、手ぬぐい、エトセトラエトセトラ。雑然としそうなのに自然に見えるのは、これらは実は置いたものではなく、生えているものだからである。

カウンターの奥からいつのまにか現れる店長の角田君は「よお」などと軽く声をかけて店内をゆるりとひとめぐりしていたかと思うといつのまにかカウンターの奥に消えている。あれは畑をたがやす行為ににている。店内の音楽、コーヒーの香り、隣席のサラリーマン氏が注文したカツサンド、そのパンの間からかなりはみでた揚げたてトンカツの大胆不敵さに感動しておなかがすいてくる、などの文化的栄養を、店内をゆるりとひとめぐりするリズムで撹拌しているのである。

ブラジルの店員さんはそのリズムを習得している。お客さんもブラジルではそのリズムに落ち着く。
このリズムは1971年からはじまっている。とにかく今日もブラジルの自然は保たれている。

一月

読楽2016年一月号。
西條奈加さんの『刑罰0号』シリーズ、最終回です。
SFができること、言葉ができること、とても偉大です。

本誌がリニューアル。進化です。楽しみです。
文芸誌「読楽」リニューアルのお知らせ
http://http://www.tokuma.jp/topicsinfo?tid=8963

挿画も最終回。無心です。
よろしくおねがいいたします。